5/24(日)
重要文化財「牛伏寺川階段工」 を訪ねました。
元禄の頃から度重なる大災害を食い止めるフランス式階段工、
災害の歴史、防災に取り組んだ先人たちの足跡を訪ねてみました。
樹林に囲まれ、水の音を聞き、美しい牛伏寺川の上流をたどり
山腹安定の為の排水の役割を持つ張石水路
山肌にいくつも作られています。
現代のコンクリートで固めた側溝ではなく、すべての石を切って並べてあります。
これはもう芸術です。
石積みは日本の伝統的な技術と工事に取り組んだ人たちの遺産です。
30年を要した工事だったということです。
更に沢筋道を登り(急坂)九十九折の道を登りつめ地獄谷を経て石切り場まで
ここで、石を切り工事現場まで、幾つもの山を下り谷を降りて下ろしたようです。
その当時の職人の人たちの生活の後も垣間見ることが出来ました。(茶碗のかけらなどが
出てきています)
下りは尾根筋道を(ここも急坂)なが~~い道のりを膝の痛みをこらえながら下りました。
道々、新緑の中を歩き快適なトレッキングコースです。
心地よい疲れが残った山旅でした。
お世話してくださった方々有難うございました。
豚汁も美味しかったです。