20-21シーズン

ゴンドラが大きく揺らされ辺りは一瞬ホワイトアウト。
雪の降りも強くなってきたし強風リセットコンディションが待っている、意気揚々と上る途中のこと。

すでに運休になってしばらく経ったと思われる。
アルペンが運休していたのは知っていたが家を出るまではなぜかスカイラインと黒2が動いていて
このまま咲花へ行き陸の孤島状態のスカイラインを回すはずが
ゴンドラで揺られている間には状況が変わり、その線は絶たれてしまった。
向かう前でよかったとしてリーゼンを回そう。

圧雪の上にはすでに雪が吹き溜まりはじめ、底が均一な斜面は求めていた強風リセットに滑走感が近い。
端っこのパウダーへいけば当初の狙いの吹き溜まりパウダーがあるしスピードにも乗れる。
重たい邪魔者になるところだったファットがむしろ最良の相棒となり、リーゼンを何度となく繰り返す。
1段目はこのオープンをさらりと撫でて
2段目はこの前気づいた林道のショートカットオフピステで20cm強積もったパウダーを蹴散らす。
下りるにつれ底当たりがキツくなるので気をつけて
3段目ともなると端っこに溜まる雪は少なく、それならばと人がいないオープンをロングターンで。
こんなに楽しいリーゼン回しはいつぶりだろうか。

20-21シーズン

これが

ここまで見えるようになります。

なんてゴーグルの宣伝の話じゃなくて光の話。
上はよく言う「フラットライト」で雪面が見づらい状態
下はうっすら太陽が出てこれだけコントラストがはっきりして見やすい状態。

こんなにも積もっているとは思わず嬉しい誤算。
寒かったと思えば雨が降ったりコロコロと気温が変わり安定しないところにきてこの雪。
20-30cmくらい積もっています。
少し密度があってイマイチスピードに乗らない感じがしますがもっと浮く板であれば感想は変わっていたでしょうね。
とはいえ十分にファット、持ってきた板で勝負。
浮きすぎない分スピードコントロールはしやすく板を沈めてやればすぐスピードは落ちますし
コントロール用の雪溜まりはそこかしこに残りスピードが出過ぎたら突っ込むと楽。
ゴキゲンで黒菱からスカイラインへと繋げてくると、スカイラインの最後の斜面だけは手こずります。
なんせ昨日の雨だかみぞれだかの影響で雪の中に氷感、減速に利用していた雪溜まりは少し反発してきて、気持ちよく滑ってきたところでこの変化は焦ります。

なので途中からは隣のツリーラン。
スピードは出せないし、滑っている人が少ない分雪が残っているので氷感はあってもまだ底の方。
下部に行くほど重パウになって抵抗が増え難しくなるので徐々にスピードを落として安全に止まります。

20-21シーズン

午後はすっかり曇天。そしてフラットライト。
昨日のパックされた雪が更に落ちつき板がバタつき易くなっています。
オフピステは滑って気持ちのいいコンディションではなく
かといってフラットは雪面の見づらさからたまに頭がバグることにも。

フラットの雪はよく締まり滑りやすいことは滑りやすいのですがなんかちょっと気分がよくないのでやっぱりオフピステへ。
中盤までのオフピステは昨日のカリカリで懲りているので谷側を流して滑り
スカイライン下部、風の影響が少なめのオフピステやツリーランを選びます。
黒菱と比べるとまだ板が少し沈む、スピード感とブレーキ感の共存。
とはいえしっかり板を立てエッジをかけないと効かないブレーキ。
さすがにノートラックがなくなってきたツリーランではしぶとく雪を探してターン。

今夜は雨予報もでていますがゲレンデはすでに雪が降り出し
雨が降るような気温ではなく滑っていてもなかなか体が温まらない寒さ。
このまま行くと山は雪で、うまくいけば積もるかもしれませんね。