登山・トレッキング・散歩

下ノ廊下1日目の続き。
山小屋の予約がギリギリで食堂に雑魚寝だったわけですが
逆にツイてた?ようなそうでもないような眠れない夜を過ごし
出発は安定のビリ。歩くのが遅いのにビリで今日ものんびり行きます。

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早朝無理矢理に起きた時には曇っていた空も出発時には晴れてきました。
霧の日は晴れる、そんな秋の1日。

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阿曽原温泉小屋を出発してまずは急登、眠っていた体を急激に起こす。

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山肌にくり抜かれた登山道を今日も水平移動、文字通り水平歩道
ところどころで「あそこまで歩くの!?」と「あそこから歩いたんだ!?」の繰り返し。

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裏見の滝ならぬ、裏通りの堤防を通ったり

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志合谷という、写真真ん中の急な沢をまるっと裏側をトンネルで通り抜けたり
と2日目も飽きることなく歩きます。

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通り過ぎた道を対岸から見返して水平具合に感心します。

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だんだんと里山の雰囲気もでてきてゴールはあと少し。

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位置的にはそうなんだけど、終盤にきてようやく、普段見ている山々を見渡せる場所へ。
裏側をずーっと歩いてきたと思うとすごく不思議な感じがします。
2日目の行程は約10km、1日目と合わせ全行程30km程の水平移動
上り下りは少ないから足の負担はそれなりだけど
距離分以上に体も心も疲れました。
それでもこの下ノ廊下ルートは歩く価値アリのいい山行となりました。

登山・トレッキング・散歩

写真を撮るのが好きだけど、特に紅葉期が楽しい。
そのテンションがどうしてか普段登らない山へと足を向けるのだから不思議だ。
しかもどう間違ったのか上級者ルートと言われる下ノ廊下へ行くことになったんだから重ねて不思議だ。
下ノ廊下は黒部ダムから下流の渓谷を歩く、とだけ言えばふーんという感じだけど
そこが岩をくり抜いて作った断崖絶壁ルートで1ミスがただではすまないところ。
だけど絶景で紅葉もよい、それに1年にこの時期の1ヶ月しか通ることができない
というなら一生に一度は行っとくべきか。
そんな軽い思いつきが発端。

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大町の扇沢の紅葉がとてもいい頃、これはこれからの道中も期待できます。
今回は登らず徐々に標高を下げていくから紅葉ベルトは逃すまい。

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観光放水が終わった黒部ダムを下から眺める。
あまりのデカさについつい写真を撮っているけど
これからの道のりを考えるとこんなところで時間をかけている場合じゃない。
なんたって1日目は20kmほど歩くことになるのだから。

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歩きだして1時間もしないうちにこの渓谷
期待通りの景色に楽しくなってきます。

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谷が深く日当たりが少ないのがまた秘境感を盛り上げ
日向ではコバルトブルーの黒部川もここでは黄金色。

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途中、いくつもの支流が黒部川に合流していきます。

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対岸は滝が多く、歩くほどに見える変化を楽しんで。

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遠目から見ても泳いでいる魚が見える透明度。
近くなら水遊びしたくなるような場所ばかりです。

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道はいつしか岩をくり抜いて作ったところへ。
岩にボルトを打って針金を通してあるけど頼りなさすぎて心配になる。

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だんだんと岩が白っぽくなってきたと思ったところで白竜峡到着。
たぶんこれが白竜ね。

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道があまりにも怖いから足元ばかりを気にして頭をぶつける
そんな為にもヘルメット。
ぶつけてバランス崩して落ちたらあっても一緒だけど。

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絶景続きの下ノ廊下の中でもここは外せない、十字峡!
黒部川に左右から2つの川が流れ込み十字になるから十字峡。
自然界の偶然にしばし見とれる瞬間。

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時間はおしてるけど、一度に一人しか渡れない吊橋で
満足行くまで交代で撮影タイム。
揺れる吊橋、疲れてふらつく足が隙間に落ちない様ドキドキしながら
見てみたかった景色が目の前にあるドキドキ。
ん?これが吊り橋効果か?

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十字峡から続く半月挟、S字挟は
逃げ場なんか無いとても長い距離を、歩いてみようかな
と思わせるだけの魅力十分。

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落ちたらどこにも当たらずぽちゃん♪だよ。
なんて軽口をたたきつつ絶壁の高度感を楽しみながら
ほんとはもうちょっとペースを上げないといけないのに
次から次へと現れる美しい景色に止まっては撮影の繰り返し。

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少し暗さを感じ始めてようやく見つけた人工物。
関西電力の黒四発電所。
これが見えて安心するけどまだまだもうちょっと続きます。

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長い吊橋を渡り

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薄暗いトンネルをくぐって

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迫力の仙人谷ダム

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関西電力の施設を通る時なんかは
ここに泊まれたらな、と心はほぼ折れてました。
歩きはじめて8時間近く。

あと少しで小屋!
なのに急登、そして登った分はあるかと思うような急坂。
薄暗く写真欲が下がっているところに追い打ちをかけられ
とにかく到着することだけ考えて歩きました。
疲れているけど滑りそうな足場を一歩一歩下り
小屋に着いたのは5時少し前、9時間弱歩いたみたい。
ほんとによく歩いた。

二日目につづく