いざ頂へ。
春のロングツアーの時期になりました。
数日前からころころ変わる天気予報を見ながらやっと決めた日程ですが
山にはツルンとした雲が帯状にかかっています。
風があるのか!?
今回は唐松岳行けるところまでツアー。あの山々と肩を並べるところまでいけるだろうか。
雲はどうかな?
降雪後の晴れとあって先行するパーティはたくさん。
いつも行くところを滑って十分満足、そんな気持ちをぐっとこらえて上へ、上へ。
第二ケルン、いつも登るのはこの辺まで。
だれかの足跡が強風で浮き彫り。
そして今日も風が強い!八方池から下ノ樺で風当たりが強くなってきました。
夏道でも不帰がどーん!と見えるポイントの近く
冬だけのチェックポイント2361まで。
山には風雲じゃない雲が広がってきていて天気はあきらか下り坂
上を目指してもしょうがないかと今日はここで撤退です。
滑る準備してドロップポイントまで移動する間にも空は真っ白。
2361まで行くと今まで見てるだけだった斜面を選び放題で無名沢に滑り込み。
人数が多いからバラけて尾根をトラバーーース
そしてたどり着くノートラックの大斜面。
問題は徐々にフラットライトになり、雪がムズそうなところか。
スキーカット気味に滑り出すと10cmくらいの新雪がささーっと落ちていきます。
量はないけどすごく早い!
更なるビビリ要素がでてしまったけど滑らないことには帰れない。
滑ってトラバースでまた滑る。
調子が良ければ一気に行きたい斜面だけどお互いを見つつ確実に。
無名沢のボトムについてから少しトラバースしてもう一滑り。
滑りは完全にフラットライトに多少の罠アリだったけどここもよかったな。
でかいでかいと言われる唐松沢に合流してほぼ今回のツアー達成。
あとは長い移動が待ってます。
長い沢から出てくる、振り返りの達成感はここでも。
一生に一度は冬の唐松に行ってみたい、ここ数年そう思っていたのがようやく現実になるかと思いきや
天候に阻まれ山の向こうを見ることができず、次回に繋ぐことになりました。
下山の移動しているときにはすでに雪が降り出したりしていいタイミングで降りてきたのは間違いない。
そして冬にしか来れない場所を滑り、移動してくる
単発のBCでもそうなんだけどロングツアーはその価値を再認識させてくれます。
いい日でした。
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