20-21シーズン

雲は切れてきたけど午前中は高曇りでひんやり、午後でもまだ日陰が多いゲレンデは緩みも遅い。
最近のルーティンとして黒2線下でフラット練をしながら天気待ち。

日があたってきてからは散歩がてらスカイラインの林道を滑ってフェイスチェック。
もちろんBCのではなくスカイラインノースフェイスを見るのに林道からだと一望できます。

誰も滑っていない面ツルのところはそれなりに滑りやすくなってきましたが
滑った跡やちょっとの凸凹は潰せるところとそうじゃないところがあるので全体を通してスピードは抑えめにいきます。
かといって横滑りしすぎると引っかかるのでいつものように大きくターンはできず、1ターンごとしっかりと回し気味で。

最下部の線下に近いところでは凸凹が少なくザラメ感もあって滑りやすくなってきました。
このところの練習の成果を出すべくここでもぎゅいっとターンしてみます。
道具を変えた違和感はもうほとんどなくなり、これからは今までの滑りを取り込んでいい感じに仕上げていこう。

20-21シーズン

雪解けによりスカイラインから白樺への下山コースが利用できなくなりました。
セントラルもクローズしているので下りはリーゼンからゴンドラへ。
今シーズンは雪に恵まれ上部は十分雪がありますが寒暖の繰り返しが多く、前雪が降ったのっていつだっけ?と忘れるくらい麓は降っていないので下部エリアの雪解けが早いです。
そして残念なお知らせですがスカイラインは今月28日(日)が最終だそうです。
何年か前にやはりスカイライン早期終了後にリーゼンが終わってから再度スカイラインオープンということがあったのでぜひそういう検討もしてもらいたいですね。

そろそろオフピステも緩むかもと毎回滑ろうとしますがガタガタ。

下から見る分にはあのテカテカは滑りやすそうに見えるけどまだ緩み足りない。

スカイラインノースフェイスも滑れるけどもうちょっと緩まないと危ない。

上部の圧雪が比較的綺麗なところは滑って、途中からはこっちの法面と最後のサウスフェイス。
午後になりこんな木漏れ日の影が伸びていてもちょっと板が沈むくらいには緩みターンが気持ちいい。

緩みを求めればうさぎペア線下が最高!
上部の緩いとこから斜度がきつくなるところまではコブも少なく快適に。
後半はコブが手強いのでうまくかわすことにします。

そろそろテレマークの新システムに慣れてきました。
ビンディングの感触はだいたいわかってきましたが、ブーツに違和感があり足が圧迫されて痛いところがあったので
天気の悪い昨日、サーモインナーの焼き直しをしてもらい今日早速テスト。
焼き直しでどこを潰すか予め考えて、なるべく潰したくないのでピンポイントでパットを貼り様子を見ることにして
今日滑った感じだと多少の圧迫感はあるものの痛む程ではないのでそのうちヘタって馴染むでしょう。

20-21シーズン,道具のこと

上空は少し風がありそうですがゲレンデは穏やかな晴れ。
感じる風はひんやりとしていてオフピステの緩みはまだ滑りたくなるほどでもない。

テレマークの新システム確認作業継続なのでなるべく荒れていないところでやっぱり黒2線下になります。
コーデュロイが残り、滑った感じは表面パリパリのサンクラストで気持ちよく
エッジをかけると板が沈んでカービング跡がしっかり残ります。
リフトからはその軌跡を眺めて自分のターンを想像してみますが、今までと明らかにエッジングが変わりました。

ここからはテレマーク道具のはなしと僕がNTNに移行した理由、道具のインプレッションなどなど
興味ない人はスルーでお願いします。長いです。

テレマークのシステムをNTNに移行し、ビンディングは22designsのLYNXに決定しました。

テレマークビンディングのシステム

なんのこっちゃ?という人の為に少しテレマークの話をしますと
今まで僕が使っていたビンディングとそれに対応するブーツは通称75mm規格と呼ばれておりまして
つま先のビンディングに突っ込むところの幅が75mmからきています。
(それよりも古いシステムで3ピンというのがありますが今は割愛。)
そして10年くらい前にこれに変わる新しいビンディングのシステムができました。
それがNTN -New Telemark Norm-です。
このNTNは既存の75mmとは互換性がなく(!)移行するにはブーツとビンディングを一気に変えないといけません。
すでに複数の板を持っているとシステム一新のコストから躊躇していたし
何より滑りの感覚が変わるのでお金をかけて更新してもだめだったらどうするの?戻すの?という不安もありました。
75mmとNTNの価格差は2万以上とシステム一新には思い切りが必要かと。
75mm→NTNでなくとも75mm規格のビンディングでさえ違うものを使えば滑走感はまるで違うのでテレマークはビンディング選びがとても重要です。
もちろん同じNTN規格でもビンディングによる違いがあります。

僕がNTN、そしてLYNXにした理由

テレマーク業界はNTNシステムに移行しつつあると感じています。
それでも75mm規格でいいブーツがあれば継続するつもりでしたが、scottは緩いしscarpaは在庫がないしで
在庫があってNTN規格のscarpaを履いてみたところ良さそうだったからブーツを変える時が変え時!とNTNに移行することにしました。

NTNに移行するに当たりビンディングの候補となるメーカーはRottefellaか22designsの2つ(他にもありますが)。
今使っているビンディングは22designsのVICEで、取り付けネジの位置がNTNでも一緒なので
外せば同じ位置につけられる22designsからでているOUTLAWとLYNXのどちらかで選ぶことにしました。
運良く両方試せる機会があって比較した結果、VICEでも採用されているブーツの上がる支点を変更できる調整があるLYNXに決定しました。

LYNXの使用感

NTNは話を聞く限りだと剛性感UPとかパワーロスが少ないという話を聞きますがまさにそのとおりで
エッジング、板にかける圧が向上しました。
道具の「遊び」「不安定さ」を楽しむテレマーカーには不評かもしれません。
アクションに対してリアクションが早いというのは難しい反面、精巧な操作ができます。
しっかり圧をかけられるようになった結果か板のたわみを以前より感じます。
またLYNXは軽量さで際立ち、片方1kgを切りOUTLAW,VICEと比べても500gほど違い明らかに足元が軽くなったと実感しました。
75mmと比較してNTNはかかとが上がりにくいという話を聞いていましたが個人的にはクセは違えど慣れでカバーできる範囲だと思ったし
その他のメリットが大きく、数日試しただけですがすでに75mmには戻れないだろうなと思っています。
まだ慣れていく途中ですがNTN使用前の不安はだいたいなくなりました。