なぜか今年の夏は今までほとんど登っていなかった山の誘いが頻繁に。
この前登ったときの疲労もなさそうで
せっかくだからとご同行。
気合を入れ始発のゴンドラに向かうとすでに列が。
平日なのにとびっくりしていると大半は修学旅行生でした。
登りは木道コースを行ったのでうちらは尾根側からササッと。
なんせ今日目指すのは唐松頂上!
渋滞にはまってる場合じゃないですね。
9時前に登りだして10時前には八方池へ。
なかなかいいペースできています。
まだまだ余裕でどんどん行きますよ。
池より少し上ではこの前咲いていなかった花が開花
そして高山にしか咲いていないという白馬村の花、コマクサも
八方池にあるのは珍しい気もします。
前に八方池より上を目指したときよりもだいぶ雪が解けて
少しルートが変わっているところもあり違いを楽しみつつ
やはりまだ雪が残るとこをではザクザク登って行きます。
今回もアイゼンはもっていませんでしたが
もう必要な程ではなく迷わず上を目指します。
頂上まであと少し!の丸山ケルン
始めのうちは少し差を付けていた修学旅行生達は池止まりではなく
ここ丸山ケルンを目指しているようで
後ろから徐々に声が近づいてきて休憩中に追いつかれてしまいました。
11時半、ちょっとペースダウンしてきたかな?
曇っていて景色が見えないのが残念。
だけどこの辺りからたまに青空が覗くようりなります。
少しひらけたところで雲が切れ始めたのを待っていると
不帰の三峰がすぐそこに!
一気にテンションがあがります。
ここまで来ればもうすぐ
左には小屋手前の鎖場が見えます。
もちろんそっちに行くかと思いきや、ルートは右側の尾根の方
どこか崩れているのかもしれませんね。
どっちによろけてもアウトなところを登ってきました。
だけと尾根を登っていくほうが登山!という感じがして好きです。
最後の難所を登りきると見える唐松岳頂上。
鎖場ルートを来ると唐松小屋の前を通るんですが
こっちからだと小屋はもう眼下に。
そしてついに登頂!
今回の目標である、山頂でお昼を
ということで登ってきまして、後半はペースが落ちつつも
1時前には山頂へ到着です。
登りではガスっていて山はあまり見えなかったんですが
山頂付近でようやく青空を見かけるようになり
お昼にはこの景色。最高です!!
山頂から下山し始めすぐに雷鳥発見!
なんともラッキー。
夕方の雨と雷が心配でなるべく早く行動したかったんですが
下山開始には時間的にギリギリか?
ちょっと焦りながらもゆっくりと下りて戻ってきました。
グラート乗り場に16時、リフト最終30分前でちょっと余裕がありました。
下りはほとんど休憩なしで頂上からだいたい3時間。
ゆっくりでも唐松往復できるものですね。
またしても景色はイマイチ堪能できませんでしたが
たまに見える山にテンションを上げつつかなり楽しく登ってこれました。
おつかれさま。
lunch at 2696
ガスの中八方へ
先日大雨が続いた白馬も、ようやく梅雨明け
それでも例年よりはだいぶ早いようですが入りが早かったため長く感じました。
晴れ間をみて八方へと上がってみたんですが上部はガスがかかり始め
予報でも夕方には雨、サクっと池まで。
前登ったのは1ヶ月前、だいぶ景色が変わり多くの花が咲いていました。
かなり雪が解けてはいましたが、まだ第二ケルン近くのトイレ前には雪が残っています。
以前はクローズしていた木道コースは通れるようになっていたので下りは是非使いたいところ。
ガスっているおかげで思ったよりも暑くなく意外と快適に登れるんですが
如何せん景色が見えないのはイマイチ。。。
ゆっくり登り、池までたどり着くと、すっかり雪は解けていて
夏の唐松の名所がお目見え。
これで後ろに白馬三山が見えれば完璧ですね。
少しガスが晴れ陽射しが出てきそうなこともありましたが
池を少し登ったところでお昼、下山に。
歩き出してすぐに葉っぱから聞こえる雨音
これ、来るかな?
とか思っているうちに大粒の雨になりすぐにカッパを着て脇目もふらず下山しました。
お昼にゆっくり休めただけよしとしますか。
今日咲いていた花↓
八方トレッキング
例年より早い梅雨入りに滅入ったものの6月なってから天気のいい日も続きました。
昨日のことですが友達が八方登るって言うんで半ば拉致されながらも
夏山の紹介も兼ねていってみますよ。
夏の八方の様子を知らない人には是非。
冬しか来ない人にはちょっと違和感があるうさぎ。
ここからアルペン、グラートと乗り継いでゲレンデ最上部まで。
冬にはちょっとやっかいなグラート下部の凹み。
雪が溶けると湿原が現れ、この時期はミズバショウが咲いています。
白馬近辺では湿原といえばミズバショウなのかな
ここのを見るのは実は初めて。
グラートからまず見える急な上り、池まではここが最初にして最難関かな?
石の段差もまちまちで登りにくいです。
今はまだ雪が残っているため木道コースの方は一部閉鎖
見えている尾根を登っていきます。
まず一つ目のチェックポイント、八方山ケルン。
ここまで約30分、遠くに不帰の二峰三峰、そして唐松岳が見えます。
少しなだらかになりペースアップ、雪が残っていると風も涼しくリフレッシュ。
ちょっと進んだわりには山がぐっと近く感じられます。
他のケルンとは違い四角い形の八方ケルン、標高2035m
ここまで来ると八方池はもうすぐそこ。
池が見えました!
と言ってもまだ雪の下。
ここからじゃどこが池なのかさっぱりわかりませんね。
手前の雪を超えて奥へ。
雪の上に池までロープが敷いてあり
短いですが久しぶりにシャリシャリ雪の上を歩く感覚を楽しみつつ。
八方池はほんの少し雪が溶け始めているだけでした。
水の下に映る雪が青く幻想的。
ここまで約1時間20分、平均コースタイムが1時間30分とだいたい同じくらいのペース。
しばらく休憩していると水面下の雪が溶けながら雪に含まれていた空気がポツポツと水面に上がって来ていました。
時間が早いので更に上へ。
唐松は地層の関係で一度森林限界を越えてから
この下の樺にたどり着きダケカンバの林道。
この植生の逆転はちょっと珍しいみたいです。
山雑誌にでてきそうな尾根を見下ろしながら
こちらは少し尾根から下がったところを登って行きます。
上を見ればまだかなりのまとまった雪が残っています。
・・・これって板もってくれば滑れた!?
なんて考えてしまいますね(笑
ここまでもちょっとの雪を越えてきましたが
さすがにこれを見てアイゼンを持ってきていないので断念。
登れても下りが怖いですからね。
時間もちょうどお昼くらいだったので
休憩できそうなところまで少し下りて登山道の真ん中で堂々とお昼。
この時期八方池から上に登ってくる人は珍しく
うちらの他には唐松小屋に行く、というおっちゃんだけ。
雪に赤い粉を撒いて道しるべにしてくれていました。
後半少し雲行きが怪しくなり夕立の心配もしたんですが降りだすことなく下山。
下りてからは温泉直行、な白馬では最高の流れで満喫してきました。