登山・トレッキング・散歩

毎度ありがたく利用させてもらってる村民無料期間。
今栂池が無料で行けるってことで、自然園はまた紅葉期に来るとして上を目指して白馬大池まで行ってきました。

もう一枚着込もうか迷うひんやりした空気、紅葉が近いがまだそんな匂いはしない歩きはじめです。
登り始めて少しすると見えてくる振り返りの景色。山の重なりがきれいですね。

だけどほとんどは眺望のない樹林帯を修行のように歩く。
むしろこれが普通の登山であるのに、八方を登りなれていると景色のなさにいつも心が折れそう。
体が慣れてくる15分くらいが特に。

天狗原までくればあとはもう見えている斜面を登るだけ!
白馬乗鞍の特徴といえばこのゴツゴツの登山道。
でっかい火山岩を登りはひょいひょい行けるんだけど下りがちょっと嫌なところ。

もう少ししたら秋色に染まる稜線はまだ夏よりの色。

今年は全然歩いていなかったから紅葉前の足慣らしにはなったかな。

登山・トレッキング・散歩

紅葉週間を過ぎても標高の低いところはまだまだ。
そこで近くて紅葉がよさそうなところを挙げていくとだいたい出てくる高瀬渓谷。
その上流には湯俣温泉という歩いてしか行けない秘湯がある。
渓谷といえば昼夜の寒暖差があるおかげで紅葉が綺麗になるそうだし
山奥の温泉にも入れるおまけ付きなら行くしかあるまい。
たとえそれが長く遠くとも。

大町の七倉ダムからタクシー使って一気に高瀬ダムへ。
ダムマニアも喜ぶ日本一高いロックフィルダムの観光はまたにするとして
ジグザグを一気に登って先を急ぎます。

何かが待っていそうな入り口を今回はパスして別の入り口へ。

こちらもトンネルスタート。
往復20kmくらいの長い道のりはこの一歩から。

トンネル抜けてもしばらくはエメラルドグリーンのダム湖と
対岸の紅葉を楽しみながら、平坦な道を気持ち足早に。

最初の5kmくらいは車が通れる道路をひたすら歩く。
登山道っぽくなってもやはり平坦、歩きやすい。

フカフカ落葉道とか

日があたって黄金に輝くカラマツとか
紅葉にはちょっと早めかと思っていたけどなかなかにいいじゃない。

整備されていた道も晴嵐荘付近では登山道が崩れ

その晴嵐荘へ行く吊橋も流されて堕ちたあと。
幸い噴湯丘への登山道はこの吊橋を渡らないで行けるんだけど
その先も崩れている箇所が多く、河原をなんとなく進んで行き

今にも落ちそうな吊橋を渡って

あとは道なき河原を行くだけ。

硫黄の臭いが濃くなってきて、ここまで来るともうそのへんの水たまりがあったかい。
ここは温泉がそのへんからてきとうに湧いてます!

そして目的地の噴湯丘!
の対岸へたどり着く。
渡渉?ムリムリ。確実に流されそうな水量を前にして渡ることなんて考えず
手頃なお湯溜まりを探して足湯につかる。
湧き出る最高にフレッシュな温泉はすごく熱く
川の水と合わせて適温を探すんだけど、なかなかここだ!というのが難しい。
つま先熱くてかかと冷たい、とかそんな感じ。
ご飯を食べていると谷を吹き抜ける風が冷たく強くなってきて
帰りの天気の心配があったからまた足早に下山開始。
休んでいる間に少し冷えた体だけど足元はポカポカ。

ずっと向かい風を受けながら、悪くなるどころか逆に晴れてきた帰り道。
そしてまた同じ時間をかけて戻る。
北アルプスの山奥の川なのに、いったいどこの清流かってくらい平ら。

登山・トレッキング・散歩

連続の晴れ予報を逃さずに今日の八方ゆるっとハイクは
曇りからの歩き出しでもペースは上げずにのんびり雲待ちしながら。
日差しがない分涼しくて着込んだままスタート。

最初の急登では山がなんにも見えずに
足元の成れの果てをなんとなく撮りながらしんどいところを通過。

時間とともに徐々にガスが晴れそうな雰囲気。

不帰が見えだすと一気にテンションが上がってきます。
しかしガスは流動的に景色を覆ったりチラ見せしたりして
何も映りそうにない八方池をパスして下の樺へと進みます。

ちょっと上がると雲海の上に浮かぶ三山
稜線の上には雲ひとつない快晴が広がっています。
ちょっと雲があれば面白いのに、とかわがまま言いつつ
眼下の雲の動きを見ながらのんびり。

下の樺を抜けたあたりでさらにすごい雲海が広がり
その先には八ヶ岳連峰、そして富士山も。

かっこいい五竜と鹿島槍やガスが山肌を上がってくるのに時間を取られながら
今日の終着をどこにするか検討。
丸山ケルンまで行けばまた不帰が見えるけど1時間はかかるし
のんびりしていて歩く気分でもなし。
てことで下の樺の少し下まで戻ってランチ&絶景まったり。

天気と紅葉のタイミングばっちりの紅葉週間の成果2。