17-18シーズン

春の1DAYツアーの朝は早く、家を6時に出発。5時起きってまじか。。。
下山場所に車を回して戻ってきて2時間弱
そんなに移動するのは数年前にも行った風吹大池ルート。
今日は歩くよー。

まさか今日も無風に快晴。
なんてツイているんだろう。だけど暑い。

そんな天候だから、やっぱり今日も唐松行けたんじゃない!?
当然そういう話になりますね。
行けたけど今日はこっちを楽しむ。

1時間ちょっとで天狗原へ。
これでほぼ登りは終了で、ここから長ーい尾根移動が始まります。

だいたいあの辺だったかな、と見通し

1つ目の滑りを楽しめそうな斜面ではストップ雪にやられそうになり

いい斜面を見るとすぐ滑れそうだとかそうじゃないとか。

尾根を歩いていくとちょくちょくある雪庇

ストップ雪でなかなか進まないところを一生懸命漕いで

やっと辿り着く風吹大池。
長い長い尾根移動も絶景続きと2回目ということもあってわりとスムーズに。
前回はシールを付けるか迷った短い登りは今回は全てシールを付け
ちょっとめんどくささもあったけどやっぱり断然楽ですね。

さてここからは前と違うルートをとってまだこの尾根を先に進みます。

ずっと見えていた景色はもうすぐ見納め。

そしてドロップポイントを探りつつも
せっかくだからと登るつもりのなかった小さなピークを登っては
その向こうに見える山深さに感動。
この横前倉山の斜面があまりにもよさそうで
次いつ来るか、滑ったらどこに下りるか相談が始まって
だけど遠いからハイシーズンはやっぱり八方という結論に戻る。
春のツアー候補としてはアリだけどね。

何度も付け外しを繰り返したシールもこの平の先を覗いたら最後
あとはほんとに滑るだけとなりツアーも終盤。

狙ったわけじゃないけど滑る斜面はいい間隔のツリーに
雪質はトラバースでもスピードに乗りやすいザラメ。
ここまでストップに苦しめられてくると
この雪も・・・と疑心暗鬼になって消極的なターンしかできなかったけど
もともと滑りに重きを置いていなかった今日の行程で
幸運にも良い斜面、雪を滑れてみんな気分上々。

そして今日も最後は盛大なストップ雪を延々と。
登りよりもももが疲れる下りと平地。
ログを見ると移動距離14km、6時間21分。
長かった。お疲れ様。

16-17シーズン

GWをいい状態で終わり、今シーズンはまだまだ雪があることからどこか行きたい!
と常々話していた1つに乗鞍岳BCがありました。
急な誘いだったけど合わせられた人たちでのんびりハイク。
白馬では見ない開けた視界と山々、最高の天気に恵まれたBCまとめ。

家の周りはもうすっかり初夏の様相
5時前の薄暗さはすぐに明るくなり、まだ眠たい体が徐々に起きてくる。

白馬からは2時間半くらいで乗鞍観光センターまで。
そこから位ヶ原山荘までバスに乗るんだけどその車内の静けさよ。
僕もちょっとの時間だけ睡眠補給。

始発バスは5台、全部がBC目的の人ではないけど登り始めの混雑は見たことがない光景
週末の八方も行列になるっていうからこんな感じなのかな?と。

広々していてどこを登ってもいいけどダケカンバ通りをくぐって

左側に見えるのが乗鞍岳山頂、さて長い登りになります。

山頂に近づくと散り散りになっていた人達がまた収束
シールだと人のトラックの方が歩きやすくて、合流を繰り返していくうちに1本道へ。
タイミング悪く渋滞に嵌ってしまうも横を抜けていく程スピードアップは無理
10歩進んでは立ち止まる繰り返しでちょっとペースダウン。

ゆっくりだったから後ろを振り返る余裕もあり
穂高連峰を見渡して気分をリフレッシュ!

稜線まで来たらピークはあと少し!
風が強いかと思ったけど許容範囲でインサレーションを着ていればのんびり休憩もできました。

そして登頂3026m!
たぶん3000m級としては一番お手軽な場所だよね、登山としてもBCとしても。
登り2時間半で危ないところもなくここまで来れちゃう
滑りもドロップを躊躇するような場所なくどこでもOK
緊張感はないけどピクニック的BCがロングツアーの醍醐味。

見えている岩にさえ気をつければいいくらいの好コンディション
まずは出だしのミニ雪庇でちょっと遊んで。

岩際ターンとか

オープンバーンを自由に

トラバース多めだったけど楽しめた乗鞍岳BC
お疲れ様でした。

そして帰りのバスの時間を確認していない僕らは下りてきて1時間も待つことになったのでした。。。

16-17シーズン

春のロングツアーの時期になりました。
数日前からころころ変わる天気予報を見ながらやっと決めた日程ですが
山にはツルンとした雲が帯状にかかっています。
風があるのか!?
今回は唐松岳行けるところまでツアー。あの山々と肩を並べるところまでいけるだろうか。

雲はどうかな?

降雪後の晴れとあって先行するパーティはたくさん。
いつも行くところを滑って十分満足、そんな気持ちをぐっとこらえて上へ、上へ。

第二ケルン、いつも登るのはこの辺まで。

だれかの足跡が強風で浮き彫り。
そして今日も風が強い!八方池から下ノ樺で風当たりが強くなってきました。

夏道でも不帰がどーん!と見えるポイントの近く
冬だけのチェックポイント2361まで。
山には風雲じゃない雲が広がってきていて天気はあきらか下り坂
上を目指してもしょうがないかと今日はここで撤退です。

滑る準備してドロップポイントまで移動する間にも空は真っ白。

2361まで行くと今まで見てるだけだった斜面を選び放題で無名沢に滑り込み。

人数が多いからバラけて尾根をトラバーーース
そしてたどり着くノートラックの大斜面。
問題は徐々にフラットライトになり、雪がムズそうなところか。

スキーカット気味に滑り出すと10cmくらいの新雪がささーっと落ちていきます。
量はないけどすごく早い!
更なるビビリ要素がでてしまったけど滑らないことには帰れない。

滑ってトラバースでまた滑る。
調子が良ければ一気に行きたい斜面だけどお互いを見つつ確実に。

無名沢のボトムについてから少しトラバースしてもう一滑り。
滑りは完全にフラットライトに多少の罠アリだったけどここもよかったな。

でかいでかいと言われる唐松沢に合流してほぼ今回のツアー達成。
あとは長い移動が待ってます。

長い沢から出てくる、振り返りの達成感はここでも。

一生に一度は冬の唐松に行ってみたい、ここ数年そう思っていたのがようやく現実になるかと思いきや
天候に阻まれ山の向こうを見ることができず、次回に繋ぐことになりました。
下山の移動しているときにはすでに雪が降り出したりしていいタイミングで降りてきたのは間違いない。
そして冬にしか来れない場所を滑り、移動してくる
単発のBCでもそうなんだけどロングツアーはその価値を再認識させてくれます。
いい日でした。

今回のログとか
https://yamap.co.jp/activity/760906