登山・トレッキング・散歩

紅葉が麓に降りてきた頃、台風一過の晴れに合わせて八方池へ。
狙い通りに雪化粧した山々を見に行ってきましたが
登りの木道にはすべて雪がつき、顔を上げれば白い山
晴れのはずなんだけどちょうど太陽の方には雲があり
山を照らす日差しはたまに。
この色が無い感じがより冬らしく。

青空x雪山x紅葉
この旬な共演は長くはもちません。

高度を上げていくと早くも帰りが心配なほどに雪が積もっているし
台風後ということもあり風が当たったところでは凍っていたり。

初冬の八方池
しばらく風待ち、ゆらゆらする水面と山を眺めながら
写真にも、脳裏にもこの景色を焼き付けます。
幸い寒さはそれほどでもなくのんびりと。

そろそろ気持ちが冬になっているところに、この雪の感触、景色。
冬を先取りしたような気分で、下りの木道はもう滑れそうじゃない!?とか考えてしまう。

登山・トレッキング・散歩

だいぶ前から来たいと思っていた天上の池、白馬大池。
いつもタイミングを図りすぎて流れていた(有言不実行ってやつ?)のだけど
ここに来て友達が行きたいというのだから断る理由もなく登ってきました。
白馬大池は目標地点というよりも通過点な話があったりしますが
日帰りハイクには程よい行程だし池でまったりと時間もとれてオススメです。

栂池のロープウェイからアクセスするのが一番簡単なルート
自然園入り口手前で右へ入り、歩きはじめに早速しんどい樹林の登り。
時折見える景色を振り返っては体の調子が上がってくるまで気を紛らわせます。
そういえばこの前の自然園紅葉ハイクでは見られなかった景色が今目の前に!!!
だけど今日は足元のぬかるみを気にしながらたまに顔を上げるくらいにして。

高薄曇りと雲海と紅葉と。
雨が降ったり風が吹いたりして今年の紅葉シーズンはちょっと短そうですが
その中では楽しめた方じゃないかな。

冬にバックカントリーで来たことあると天狗原までの登りがだいぶきつい。
景色が見えないのは特にきつい。
たどり着くと山の中にあってこんなに平らなところが広がっているのかと不思議な空間。

また天狗原あたりの水たまりには氷があちこちに張って
先日は志賀高原でも雪が降ったりといよいよ冬ですね。
実は今日も稜線に積もっていないかと期待したのですがこの辺は積もるほどではなかったよう。

岩だらけの歩きにくい登りを経て、どこが山頂かわからない乗鞍岳山頂。
奥に小蓮華へと続く尾根、ロープウェイで働く友達には「小蓮華までいくんでしょ?」なんて送り出されたけど
うん、行くわけないよ、とここでもファインダー越しにつぶやく。

下り始めてすぐに見え始める白馬大池
こういうときの気分の盛り上がりはいいですね。稜線に出る瞬間みたいな。

昨日は風があり、とても寒かったので
もし今日も寒かったらとあれこれ考えパッキングしてきたのが結局重しの役割にしかならなかったのは
快適に登り、快適に休憩できたということでチャラにして
予定通りのんびり絶景ランチ。
大池あたりの紅葉には間に合わなかったけど景色だけでも十分満足な1日でした。

登山・トレッキング・散歩

嵐の翌日、曇がない晴れ予報、これは紅葉日和とばかりに栂池へ向かいました。
もしかして稜線とか雪が積もっていないかとうっすら思いましたが
雪は降らなかったようですね。

ロープウェイで上がればあのひだまり、その色に期待が膨らみます。

自然園へ降り立つと冬を感じさせる冷たい風と、その風に乗った雨粒がポツポツ当たり
まずは着込んでから出発。
雲の流れが早く日向と日陰が目まぐるしく変わっていく様は見ていて気持ちいいですね。

朝は凍っていたという木道はすでに解けてしっとり。
このところ暖かい日が多く紅葉を見る気分ではなかったので
今日みたいにヒンヤリしていると秋っぽくて好きです。

昨日はロープウェイが一時運休になるほどの強風だったそうで
木道には落ち葉が散らかり、足元にも紅葉。

ちょっと紅葉には早いかな?と思う色合いでしたが
浮島湿原あたりから見る紅葉がまさに旬。

しばらく紅葉のピークを気持ちよく歩く

展望湿原から見えるはずの山はあいにく雲の中
だけど手前の紅葉のオレンジがいつになく鮮やかなのはコントラストのせいだろうか。

帰り際見下ろす自然園は色とりどり

今年はダケカンバの紅葉がイマイチだそうで、葉が枯れ落ちてしまい
白い木の幹が例年より目立つそうだ。
ダケカンバは紅葉しても綺麗だし、幹も綺麗だし、樹形も存在感があってできるやつだな。