冬前に道具をしっかり揃えておきたい。
板やブーツ、ウェアにゴーグル…etc
何かと物入りなスポーツで小物になるほど後回しになりがちですが、今日はその1つインソールについての僕の考え方をお話します。
インソールはスキー以外の日常でも活躍しますのでぜひ検討してみてください。
僕は古くなったものを普段の靴に入れてます。もちろん登山の時にも。
インソール、こだわってカスタムしている人からノーマルのまま使っていたりする人まで様々だと思います。
僕のインソールの変遷は
ノーマル → カスタム → 既製品
ここでいう既製品とはインソールメーカーが出している足型にカスタムしないものを言い
ノーマルは既製品に含まれるけれどもっとベーシックなものとお考えください(だいたい平らなペラペラのものとか)。
さて、ノーマルに不満を感じて足型に合わせてカスタムするぞ!という流れはごく自然ではありますが、その後考えを変えて既製品を使うようになりました。
カスタムインソールに変えた当時を思い出してみると、僕は前十字靭帯断裂という怪我からのスキー復帰して間もない頃でした。
その時作ったインソールはamfitというもので、細い棒が何本も敷き詰められた台の上に乗り、下から棒が上がって足裏の凹凸を計測してインソールの材料を足型に削り出すというものです。怪我のときに松葉杖を使っていたこともあり左右の土踏まずの高さの差が最大5mmくらいありました。こんなに差があるのにノーマルや既製品が合うはずないでしょ?
実際出来上がったインソールは調子がよくブーツを変える頻度より多く、2年に1回くらいは作っていました。
それに計測していくと5mmほど差があった土踏まずは徐々に左右差がなくなりいい傾向でした。
インソールを作りに行っているのに自分の体がいい方向に向かっているようで嬉しかったのを覚えています。
だけどここでふと考えます。
1年で自分の足裏がどのくらい変わるのだろうか
変わる原因は?
体重が変われば足裏にかかる圧力も増えるし筋肉が増えたり骨格が曲がって姿勢が変わったりする
スキーの為にインソールを作ったけど、そもそも1年のうちにブーツを履いている時間は?
普段使う靴は?
カスタムは「今」合うものを作っている。だけどそれがずっと合うとは限らないってことなんですよね。カスタムインソールを何度も作って矯正していくという考え方もありますが、スキーをしてる時間だけインソールを使うっていうのは1年でみると短すぎるから、普段から使用しないと意味ないんじゃ?誰でもスキーをしていない時間の方が圧倒的に長いんだからスキーの時だけカスタムインソール使っても意味ないんじゃないか?
スキーの為に滑る時だけ矯正できればいいという意見ももっともですが、それでも僕は既製品で良さそうなのを探すことにしました。
当時ざっと思いつく限りだとsidas, superfeet, B+ とかいろいろありますが、ちょうどその時くらいに姿勢についても考えることが多くなり「骨で立つ」なんてことも意識してた頃だったので骨格の歪みについて言及していたバネインソールにしました。B+も同じようなコンセプトなので迷いましたがそこはなんとなくです。まずは使ってみないと。
既製品がいいかも、といっても重要なのはそれでも足に合うかどうか。実際気に入ったものを見つけるまではインソール難民ですがカスタムと比べると安めなのでいろいろ試してみましょう。
バネインソールにもたくさんの種類があってどれを選んだらいいか迷うところですがスキーに使えて薄めのものでと考えアスリートスキンを使っています(Amazonのリンク)。
ヒールカップが深めでホールド感がいいところが気に入っていますしアーチサポートが硬くエッジをかける時なんかに力が逃げにくい。さらに今年は新シリーズにメリノウールを表面に貼ったメリノウォームが出たので足の冷えが少しでも解消されるなら価値ありだし長時間履き続ける靴にもいいと思います。
以上、僕がカスタムインソールではなく既製品を使うようになった理由でした。
足裏を測ってもらうことはとても大事なので、そういう意味でカスタムインソールと合わせたブーツチューンはオススメです。