例年より早い梅雨入りに滅入ったものの6月なってから天気のいい日も続きました。
昨日のことですが友達が八方登るって言うんで半ば拉致されながらも
夏山の紹介も兼ねていってみますよ。
夏の八方の様子を知らない人には是非。
冬しか来ない人にはちょっと違和感があるうさぎ。
ここからアルペン、グラートと乗り継いでゲレンデ最上部まで。
冬にはちょっとやっかいなグラート下部の凹み。
雪が溶けると湿原が現れ、この時期はミズバショウが咲いています。
白馬近辺では湿原といえばミズバショウなのかな
ここのを見るのは実は初めて。
グラートからまず見える急な上り、池まではここが最初にして最難関かな?
石の段差もまちまちで登りにくいです。
今はまだ雪が残っているため木道コースの方は一部閉鎖
見えている尾根を登っていきます。
まず一つ目のチェックポイント、八方山ケルン。
ここまで約30分、遠くに不帰の二峰三峰、そして唐松岳が見えます。
少しなだらかになりペースアップ、雪が残っていると風も涼しくリフレッシュ。
ちょっと進んだわりには山がぐっと近く感じられます。
他のケルンとは違い四角い形の八方ケルン、標高2035m
ここまで来ると八方池はもうすぐそこ。
池が見えました!
と言ってもまだ雪の下。
ここからじゃどこが池なのかさっぱりわかりませんね。
手前の雪を超えて奥へ。
雪の上に池までロープが敷いてあり
短いですが久しぶりにシャリシャリ雪の上を歩く感覚を楽しみつつ。
八方池はほんの少し雪が溶け始めているだけでした。
水の下に映る雪が青く幻想的。
ここまで約1時間20分、平均コースタイムが1時間30分とだいたい同じくらいのペース。
しばらく休憩していると水面下の雪が溶けながら雪に含まれていた空気がポツポツと水面に上がって来ていました。
時間が早いので更に上へ。
唐松は地層の関係で一度森林限界を越えてから
この下の樺にたどり着きダケカンバの林道。
この植生の逆転はちょっと珍しいみたいです。
山雑誌にでてきそうな尾根を見下ろしながら
こちらは少し尾根から下がったところを登って行きます。
上を見ればまだかなりのまとまった雪が残っています。
・・・これって板もってくれば滑れた!?
なんて考えてしまいますね(笑
ここまでもちょっとの雪を越えてきましたが
さすがにこれを見てアイゼンを持ってきていないので断念。
登れても下りが怖いですからね。
時間もちょうどお昼くらいだったので
休憩できそうなところまで少し下りて登山道の真ん中で堂々とお昼。
この時期八方池から上に登ってくる人は珍しく
うちらの他には唐松小屋に行く、というおっちゃんだけ。
雪に赤い粉を撒いて道しるべにしてくれていました。
後半少し雲行きが怪しくなり夕立の心配もしたんですが降りだすことなく下山。
下りてからは温泉直行、な白馬では最高の流れで満喫してきました。