2014年3月

午前中まで雨が残り、朝のうちはガスがかかっていました。
午後にはスッキリと晴れてタイミングばっちし。雪はいい感じに滑ります。
昨日の擬似パウダーは今日の方がストップ感がなくなっていて最高！
どこを滑っても緩んでいて春のフリーランが楽しめるようになりましたね。

のんびりクルージングでもするつもりでいましたが、友達が何やら懐かしい板持ってました。
貸してもらって今日のお供はDynastar assault 185cm
まだカービングスキーが出る前のモーグル板、当時大人気の板ですね。
手持ちのどの板よりも長くてどの板よりも細い、さすがに滑れるか自信がなかったけど
もともと密脚な為意外と平気。
密脚なんて今や死語？
昔は脚をどれだけくっつけられるかが上手さだったりもしましたね。
カービングスキーに乗り始めてもワイドスタンスができず苦労したものの
もう途中から諦めて今でもきっちり密脚です。

だけどちょっとでもサイドカーブがあるってことはすごいことで
昔の、踏んでなんぼのターンを今更なるほどなと思ってみたりしておもしろい。
ほんと踏まないとターンできないんですよね。板がかえってこない。
コブだと縦めに滑るとなんら違和感なく逆に拍子抜けですが
ちょっと間延びしたところをカービングターンで間をつなぐ、なんてことが難しい。
こういう板は今の板以上にポジション命ですね。

自分の手持ちはもうカービングスキーしかなくなって
こんなゆるい遊びできなくなっちゃったけど
倉庫に眠ってる板を発掘してみると面白いかもしれませんよ。

雨になるのはわかっていたけど、降りだす前にちょっとでも滑れそうな麓の明るさに
いそいそと用意をして上がってもゴンドラ途中からもう雨粒があたり
出鼻をおもいっきりくじかれました。

雨の日の雪は嫌いじゃないからせめて数本でも
滑りどころを探らずにうさぎのみと決めて線下へ。
昨日の強風で吹き溜まった雪が10cmはありそうで、それが水を含んでいるから
ストップ雪でさぞ滑りにくいかと思ったのですが
予想とは逆に重いパウダーを滑っているような感覚でした。
抵抗があるからセミファットくらいの板だと底当たりがなく相性ばっちりで
擬似パウダーをひとしきり荒らして手短に終了です。

この雨で下山ルートには土が出ているところが目立ってきました。
ゴンドラ下山の日も近いです。

ザクッとまではいかずボソボソした雪
ストップにもなり得る、春のザラメ手前の雪は少しむずいです。
連休あけて今日はのんびりクルージングと決め込んではいたけど
上がって気が変わるなんてよくあること。
結局コブ多め。
コブの方がザクッとしてて気を使わないで滑っていられます。

こうして離れて見ると並びがめちゃくちゃ、楽に滑れるところが見つかりませんね。
しかしフラットのつもりの板選びを完全にミスったかと思ったら
意外にそうでもなく、間延びしたコブではこれもアリかも？という感触。

スカイラインの山側では斜度が緩いとツルッとした狭めのコブで
軽快に滑って行けるところが黒菱にはない感じ。
オフピステにはもさっとしたストップ雪とちょっとしたフィルムクラストがあって
１本で春一歩手前のコンディションいろいろ。
気温だけはしっかり春でリフトではグローブいらずですね。
薄着の人も目立ってきました。