20-21シーズン,道具のこと

上空は少し風がありそうですがゲレンデは穏やかな晴れ。
感じる風はひんやりとしていてオフピステの緩みはまだ滑りたくなるほどでもない。

テレマークの新システム確認作業継続なのでなるべく荒れていないところでやっぱり黒2線下になります。
コーデュロイが残り、滑った感じは表面パリパリのサンクラストで気持ちよく
エッジをかけると板が沈んでカービング跡がしっかり残ります。
リフトからはその軌跡を眺めて自分のターンを想像してみますが、今までと明らかにエッジングが変わりました。

ここからはテレマーク道具のはなしと僕がNTNに移行した理由、道具のインプレッションなどなど
興味ない人はスルーでお願いします。長いです。

テレマークのシステムをNTNに移行し、ビンディングは22designsのLYNXに決定しました。

テレマークビンディングのシステム

なんのこっちゃ?という人の為に少しテレマークの話をしますと
今まで僕が使っていたビンディングとそれに対応するブーツは通称75mm規格と呼ばれておりまして
つま先のビンディングに突っ込むところの幅が75mmからきています。
(それよりも古いシステムで3ピンというのがありますが今は割愛。)
そして10年くらい前にこれに変わる新しいビンディングのシステムができました。
それがNTN -New Telemark Norm-です。
このNTNは既存の75mmとは互換性がなく(!)移行するにはブーツとビンディングを一気に変えないといけません。
すでに複数の板を持っているとシステム一新のコストから躊躇していたし
何より滑りの感覚が変わるのでお金をかけて更新してもだめだったらどうするの?戻すの?という不安もありました。
75mmとNTNの価格差は2万以上とシステム一新には思い切りが必要かと。
75mm→NTNでなくとも75mm規格のビンディングでさえ違うものを使えば滑走感はまるで違うのでテレマークはビンディング選びがとても重要です。
もちろん同じNTN規格でもビンディングによる違いがあります。

僕がNTN、そしてLYNXにした理由

テレマーク業界はNTNシステムに移行しつつあると感じています。
それでも75mm規格でいいブーツがあれば継続するつもりでしたが、scottは緩いしscarpaは在庫がないしで
在庫があってNTN規格のscarpaを履いてみたところ良さそうだったからブーツを変える時が変え時!とNTNに移行することにしました。

NTNに移行するに当たりビンディングの候補となるメーカーはRottefellaか22designsの2つ(他にもありますが)。
今使っているビンディングは22designsのVICEで、取り付けネジの位置がNTNでも一緒なので
外せば同じ位置につけられる22designsからでているOUTLAWとLYNXのどちらかで選ぶことにしました。
運良く両方試せる機会があって比較した結果、VICEでも採用されているブーツの上がる支点を変更できる調整があるLYNXに決定しました。

LYNXの使用感

NTNは話を聞く限りだと剛性感UPとかパワーロスが少ないという話を聞きますがまさにそのとおりで
エッジング、板にかける圧が向上しました。
道具の「遊び」「不安定さ」を楽しむテレマーカーには不評かもしれません。
アクションに対してリアクションが早いというのは難しい反面、精巧な操作ができます。
しっかり圧をかけられるようになった結果か板のたわみを以前より感じます。
またLYNXは軽量さで際立ち、片方1kgを切りOUTLAW,VICEと比べても500gほど違い明らかに足元が軽くなったと実感しました。
75mmと比較してNTNはかかとが上がりにくいという話を聞いていましたが個人的にはクセは違えど慣れでカバーできる範囲だと思ったし
その他のメリットが大きく、数日試しただけですがすでに75mmには戻れないだろうなと思っています。
まだ慣れていく途中ですがNTN使用前の不安はだいたいなくなりました。

20-21シーズン,道具のこと

朝は冷え込み日中は眩しい日差し、春の定番の日々です。
おそらく日当たりがいいところは緩みそうじゃないところは硬い最近のパターン。

天気がいいのでとりあえずグラートまで行ってからは今日の目的地黒菱フラットへ。
短い距離でクセがない斜面は単純な確認にはもってこい。
ということで


テレマークの新しいセットアップを検討中です。
ちょうど試乗機を借りることができたので今日はその感触を確かめます。
テレマークはビンディングが変わると乗り味が全然違うのでどれを選ぶのかすごく迷います。
一度気に入ったものを見つければそれをリピートしていればいいのですが
今回はシステムを一新するのでその最初の一手、安い買い物じゃないのでこうして試せるのは助かりました。
若干の調整ができるので少し滑っては設定を変えてみたりしてふむふむと一人ブツブツ言いながら
運良く他のビンディングも試すことができたりして次はいよいよ自分の板に付ける番。

道具のこと

テレマークブーツのメンテなんてタイトルをつけたけど定期的にくるアレです。エッジガードの交換。
僕が使っているscottのブーツの内側にはシェルとそれを留めるネジを守るエッジガードが着いています。黒いやつ。
シェルが削れる代わりに削れてくれるので減ったら交換、たまに見ないとネジ穴が潰れて外せなくなるなんてこともあるのでテレマーカーの皆さんはシーズン前の今チェックしておきましょう!
交換パーツはお店にないと注文で時間かかるかもしれないからお早めに。

3月くらいから交換時期がきていたものの春はあまりテレマークをしなくなるからオフまで放置して
GWあけてからパーツを注文、冬前に届けばいいですって言ってたらちょうど冬前に届いたわけです。
ネジ頭まで削っちゃうと外すの苦労するし、ネジも探してこないと。今回交換パーツにはネジが含まれていませんでした(前回はありました)。

交換前と後を比べるとこんなに高さが違うのかとびっくりしますね。
前回交換したのが2018年3月なのでほぼ1シーズンで交換しているようです。
ということでこのブーツは4シーズン目に突入。
ダメダメだといいつつなんとか使えるようになりました。
インナーは別モノ入れてるけどねっ!!